März 2013

27. März.2013

2試合まとめて考えてみた

 油断してたら熊本戦さぼりかけてましたm(_ _)m
 そういうわけで強引に2試合まとめてしまいますが、相手のやり方は違えども、守り方の浸透とともに、攻撃面の課題がより顕在化してきた2試合といえるのではないか、というのが正直な感想。
 千葉がこれまでの相手とは異なり、自分たちの形の熟成を図るためかプレス開始のラインを低めに設定してくれたおかげで期せずしてそうなった感じです。
 
 熊本はそれまでの対戦相手と同様で、ボランチ(特に明神)という明白な狩猟場にプレッシャーをかけ、取れなくてもビルドアップの不得手なサイドバックに持たせて回収を図るという、現在の健太ガンバ対策の定番といっていい戦い方を基本に据え、後半の北嶋投入で狙い通りガンバを圧殺。
 決定力、それ以前の仕上げの力が残念ながらJ2レベルなのと、藤ヶ谷のセービングで2-2にとどまりガンバとしては助かったものの、負け試合と言ってよい内容でした。

 一方、千葉は冒頭の通り、淳さんのチームなのでどことやっても基本は変わらないんでしょうが、前プレしすぎない、ボランチ近辺を最前線とするオーソドックスな守備が基本。
 そのため最終ラインではある程度廻せましたし、また、後半もある程度はシュートまで持っていけたものの、肝心なところは偉大なる元カピタンにブロックされて引っかかるか、打たされて岡本に回収される状態。つまり、シュートの数こそ増えましたけれども数だけで、決定機はわずか。
 無理矢理でよいから二川にボールを入れてレアンドロが動き出せば、前半のビッグチャンスのように好機になっていたんですが、かたくなにワントップに拘る監督のおかげで、唯一のターゲットマン(これが問題)としてあらゆることをやらされているレアンドロの負荷が大きすぎる問題は変わらず。そのためか、たとえ1on1になっても、肝心なところを決めきる余力はないように思えました。

 そういうわけで、うーん、このままだと、さして大崩れはしないものの、かといって下位からも確実に勝ち点3を取れるわけでもない、昇格を考えるとちょっと難儀なチームになりそうです。
 守り方は、おそらくスライドさせずにある程度最終ラインだけでも守れるようにして、ボールを真ん中に落とし込んで回収したいんだろうなあ、という。これはいいですし、ある程度てきているのですが、そこからの攻めが問題。
 現状では多少無茶でもフタさんにボールを預けて周りが動き出すか、さもなくば相手のミスに乗じてレアンや倉田、阿部が前を向いてバイタルに侵入するか、くらいでしょうか。得点の匂いがするのは。ビルドアップがうまくいかないため特にサイドの攻めが死んでいるのが厳しい。
 
 ただ、これを解決するには、結局のところ「編制上のミス」であるプリマプンタの不在をどうにかしなければならないと思います。
 いや、確かにビルドアップする側の個々にも問題はあるでしょう。明神とか武井とか藤春とか。けれども、ガンバの現状は「する側」にしてみたら「そもそも切り替わったときターゲットおらへんやん」という状態。
 DF前で最初の楔のボールを受けたりとか、楔役と入れ替わってスペースに飛び出すとか、そういう「攻撃を繋げていくプレー」を呼び込むには、ビルドアップの質もそうですが、まずは目標を複数確保したほうが確実。
 今は倉田にやらせようとしていますが、倉田(および阿部)は3人目として使いたい。レアン(というか、ストライカー)の相棒としてはやはりもうひとり本職のプリマプンタが欲しいところ。
 それも、いわゆる「偽9番」寄りのプリマプンタなら尚良し。ヴチニッチや最高のベンゼマ、トッティ大先生を連れてこいとは申しませんが、イメージ的にはそういう選手ですね。

 若手レンタルで他から借りてくるか、あるいは夏のメルカートまで待って誰かを連れてくるか、それとも今居るメンバーで健太が解決策をひねり出すか。
 守備は目処がつきつつあるので、そのあたりどうするのか、どうなっていくのかを4月は見守りたいと思います。

 あ、藤春はとりあえず右足インサイドでダイレクトにフリーの味方にパスしてみる。これだけでかなり違ってくると思うよ。
 …そういえば平山さんって暇かなあ?



muimatoba at 21:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

18. März.2013

2013 J2第3節 ガンバ大阪 0-0 横浜FC

 そんなに悪い試合だったかと言われれば、そうでもないのではないでしょうか。

 勝てそうではなかったけれど、負けそうでもなかった。西野に目処が立ったし、コンちゃんボランチは「3バック的」な運用ができるということがわかったし、藤ヶ谷は完全にスランプを脱しましたし、ブロックの布き方などはだいぶこなれてきた等、収穫も多々ありました。負けなかったことも含めて、この試合は必ず後々活きてくると思います。

 ただ、「ファーストチョイスのプリマプンタの不在」という編制上の大チョンボをどうするかという、重い課題が監督に改めて突きつけられた試合でもありましたね。twitterで「補強を…」って言っておりましたこともあり、これを念頭に置いて試合を視ております。そのため、現状の得点力不足・攻撃の迫力不足は致し方なしと思っております。
 幸い監督のやりくりで、レアンドロに過度の負担を強いながらもどうにか勝ち点5を稼いではおりますが、正直なところ、これがために昇格を逃しても不思議ではないです。出来ることなら3月中に動いてもいいくらい、それくらいの大チョンボなのだということは、今季のガンバをサポートするうえで今一度押さえておきたいと思います。

 また、もう2つ課題としては、SBからの組み立て(=藤春の処遇)と、走りすぎている守備の改善。
 前者は、右は加地さんが戻ってこられそうなので大丈夫でしょう(オイw)。
 となると、左。
 藤春は、一昨年に「このまま右を地道に磨いていけば相当なSBになるのではないか」と感じて期待していたのですが、目下のところ左を切られると何も出来なくなってしまい、右で出せばいいのにそれも試みず、意味のないバックパスか意味不明のクロスに終始してしまうという、何ともはやもどかしい状況。チャレンジしようよ、チャレンジ。そう思います。
 ただ、チームの状況を考えると、問題点となっているのは明白なので、いつまでもスタメン固定しておくわけにもいかないでしょう。ならば、まさかいきなりユースの内田をぶち込むわけにもいきませんから、オ・ジェソクが使えるなら思い切って彼を試してみるべきでしょう。重心は後ろに置き気味ですがジェソクを据え、彼の前に倉田かレアンドロでしょうか。パウでもいいと思います。
 ハルに刺激を与える意味でも、一度違うオプションを試して欲しいと思います。

 守備の走りすぎについては、ブロックの整備状況などを考えると、これもおいおい整理されていくのではないかなと思います。そのためあまり心配はしておりません。
 ただ、この試合に関しては倉田とレアンドロ、阿部は明らかにオーバーワーク。とりわけ阿部は前半で頭がパンクしてしまった感じで、後半はシュートしか考えなくなったのか結果として行方不明となり、劣勢の一要因に。
 でもまあ、これもまた阿部には良い経験になると思います。シュートの感覚は天性のモノを持っていますから。

 次は熊本戦。中2日とはいえ相手も移動が厳しいうえ、長崎同様選手層的な面で非力さは否めないので、着実に勝ち点3を得て、週末の千葉に立ち向かえたらと思います。
「プリマプンタ問題」については監督の処方箋を見守りたいですね。ぼんやりとですが、「あのトッティシステム(パクリ)再び」なんて考えも個人的には浮かんでいるのですが…



muimatoba at 20:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

11. März.2013

2013 J2第2節 V・ファーレン長崎 1-3 ガンバ大阪

 全体の連動性など内容はまだまだながら、平井のオフザボールのいやらしさとフタさんの格の違いを見せつけるプレーが相まって、前半のうちに3点叩き込んだことが結果としては大きかった。
 後半はリスクをかけてでも穴を衝いてきた長崎に対して手を打てずに一方的に攻撃されたところを、藤ヶ谷の頑張りで1失点で済ませて勝利。この内容で勝ち点3を得たことは大きいですね。

 ただ、チームの再構築にはまだまだ時間がかかりそう、というのが正直なところ。
 原因は前線のキープ力というよりも、守備面では守備のやり方、攻撃面では両サイドバックと明神のトライアングルを、それぞれ相手に完全に「抑えられている」ことに起因するような気がします。


・守備
 基本的にカバリング重視とし、かつDF間があまり離れないような守備方式を植え付けようとしている監督ですが、現状では結果として両サイドバックがボールのニアサイドにスペースを空ける守り方になっているような。
そこにまず応対するのは、降りてくる両サイドハーフ。したがって彼らにかかる負荷は相当なモノ。フタさんが早めに交代となったのも、阿部が必要以上にテンパっているのもこれが原因。
 ところが、特に藤春がそうなんですが、ちょっと視線を動かされるとマークを受け渡せないような場面が散見。
するとサイドハーフの必要運動量が上乗せされ、また当然センターハーフ(特に明神)が釣り出されるわけで、そこから真ん中に出されると結果としてバイタルが素寒貧に…というのが大きな問題。


・攻撃
 攻撃時に相手は引くのではなく、まずプレッシャーをかける。これがガンバ対策の定石と成りつつあります。
原因は現在起用されている両サイドバックのオンザボールのボキャブラリーが著しく貧困(このため、前が相当な距離をヘルプに降りざるをえない)なことと、明神が上記の問題から負担が過剰になっているせい(プラス衰え?)か、動きの量が落ちていて、かつ単純なプレスにミスを連発してしまっていること。
 特に両サイドバックの問題は深刻でしょう。たとえ倉田が降りてきて斜め前に顔を出したり、遠方でFWがフィードを受け取れる位置を取っても、全くボールが出ない。隣のCBを飛ばす組み立て直しのパスすらままならないのが現状。「ちょっと遠く」が全く見えていない感じです。そのためこの試合では将生が常に相手が嫌がるようなオフザボールを意図してくれていたのに、それを上手く使えませんでした。


 さて、どうするか。
 勿論監督も手をこまねいているわけではなくて、この試合では明神のヘルプに武井を投入し、ヤットを上げる布陣に。でも結局両サイドがどうしようもないのでヤットが降りてくることになり、前後分断の形勢となってあまり上手くはいきませんでしたが、いきなり西野を入れてコンちゃんアンカー(個人的には考えました)もそれはそれで怖いと思うので、仕方がなかったかと思います。

 これからについては監督のお手並みを拝見するよりないですが、攻撃に関しては加地さんとジェソクの復帰待ち。彼らが入って改善されるならそれがファーストチョイスになるでしょう。明神のポジションについては監督の判断を待ちたいと思います。
 一方、守備。距離感は今のままお互いが離れすぎないように意識しつつ、全体がボールサイドに寄って網の目を細かくする方向が良いのかなあと思う次第です。
 そこで問題になってくると思われるのがやはりサイドバック、とりわけ左が藤春の場合、彼がそういう守備についてこれるか。
 現状でも、監督が解説者時代に指摘していたCBがチャレンジしたときの絞りやマークの受け渡しがあまり出来ていないので、このままのプレーが続くと、いずれ彼の処遇について監督が考え手を打つことになるのかもしれません。
…藤春を使い活かすなら、CBは西野でコンちゃんを前に出すしかないのかな、と長崎戦のVTRを視ながら考えつつ、今日はこんなところで。



muimatoba at 23:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)Gamba 

4. März.2013

2013 J2第1節 ガンバ大阪 3-3 京都サンガ

 新シーズン開幕御目出度うございます、ということでよっこらしょと再始動。(まだまだ余波が残ってますけど)ちょうど良く多忙な期間が終わったのが幸いでした。やれやれでございます。

 開幕戦はホームで3-3という引き分けスタート。ホームで勝てなかったのは普通に勿体ないですし、しかも、内容では90分京都に圧倒されっぱなしで、這々の体で運良く引き分けたという試合。ただ、この試合はJ2の試合としては、個のレベルも含めてあらゆる意味で「異能」な試合でもありました。今のところシーズンのベストゲームでしょう、今季のJ関連試合で。

 さてガンバ。試合中に呟いたんですけれど、「大木サッカーにここまではまり込みにいくチームはそうはない」です。後述の事情を斟酌しても、もうちょっと攻めに工夫が欲しかったですね。
 アキラ時代のチームなら、石崎レイソルを華麗に沈めたようにサクッとバックパスを織り交ぜていなしつつ、要所で畳み掛けて「Sugar Ray Leonard」(でもおいらはヒットマン・ハーンズが好きです、ってそりゃ違う話)よろしく殴り倒してたでしょうけれど、この日のガンバは経験値の高い選手が随所にいるにもかかわらず、そういった素振りは見せられず。 

 もちろんこれは京都の前プレスが激しく、かつ最後まで水準を維持していたという事情もあります。それプラス、昨年の京都から明らかに上積みされていた攻撃のワイド化により、昨年から事象への反応に翳りが見受けられる明神が前半早々から完全に窒息し、ヤットがビルドアップのヘルプと後始末に忙殺され、前後を分断されバイタルを蹂躙されたせいもあります。
 また、フロントの完全なるボーンヘッドによりプリマプンタがおらず、レアンドロのワントップで引っ張らざるを得なくなり、どうしても彼(とまわり)の仕事が増えすぎて攻撃力が減衰するという事情も。
 しかしながら、バックパスで釣って丹羽に対角線フィードを頻発させるとか、パウをもっと早い段階で入れてブラジル人コンビの行ってらっしゃいカウンターとか、そういう試みがあっても良かったと思います。圧倒されても3回の決定機を1得点2PKに持っていってしまえるチームだからこそ。

 ただ、変化の兆しもあったことは確かですね。攻守の切り替えは明らかに早くなってましたし、コンちゃんは無闇に飛び込まなくなりましたし。あと、藤ヶ谷はビッグセーブ(宮吉のヘッドを防いだあのセーブが、この試合が壊れるのを押しとどめたことは間違いない)でチームを助け、かつなかなか渋い狙いのキックやスローをしていました。この試合で彼を責めるのはお門違い、見当違いでしょう。
 なお、コンちゃんの3失点目の飛び込みについては責められません。おそらく明神がアップアップであったことを踏まえての行動でしょうから。むしろ絞ってない藤春が…うーん。おそらく試合後、監督には言われていると思いますので、今後に期待しましょう。
 来週以降については、昇格に向けてまず以下のポイントがどう改善されるかを見守りたいと思います。

・中盤より前の切り替えと最終ラインの摺り合わせ
 無闇にチャレンジしないのはいいのですが、現状では中盤前目が寄せた時にデイフェンシブハーフがついていけず、バックラインはカバリングを重視しすぎているかなという印象。もうちょっとここのところの距離を詰めて、適切なそれを維持したいところ。
 デイフェンシブハーフの問題については、明神の現状とクラブの昇格を天秤にかけ、そして2014年以降も見据えると、コンちゃんを一列上げるという決断を早々にする(つまり西野を独り立ちさせる)、あるいは内田ボランチを考える時にきているのかもしれません。そうすればクロージングのカードとして、ベテランの明神をベンチにキープできることになります。
 ちなみにバックラインとの摺り合わせについてはあまり心配していません。
 
・攻撃のバリエーション
 これについてはまだまだ。倉田のコメントから察するに練習では色々取り組んでいるようなので、それが具現化されるのを待ちたいですね。
 ただ、レアンに架すことになってしまっている数多のくびきは、監督が少しでも減らしてあげるべきでしょう。現状はあまりに酷。レアンはドログバさんやマトリ兄貴、ヴチニッチ師匠ではありません。
 そこで、相手によってはパウリーニョとの2トップを視野に入れていいのではないでしょうか。彼のミドルはJ2では、J1以上に活きてくると思います。

・ところでジェソクの復帰はまだですか
 先発SBとしてもそうですが、スタメンのDFがへばった際のクロージングカードとしても使えると思います。CB的なSBなので。

 そんなこんなで、今季もよろしくお願いいたします。

muimatoba at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)