Oktober 2013

22.Oktober.2013

2013 J2第37節 ガンバ大阪 3-1 カターレ富山

 ヤットさんFW登録で物議を醸しましたが、それはメインテーマではなく、カモフラージュというか、よりトータルなコンセプトを成り立たせるための一現象かなと。健太の決断の軸は下記の4つだと思いました。

・ひとりビルドアッパーこと倉田がいる状態で宇佐美をCFWにして、流動性を維持させつつ宇佐美を得点とアシスト(=ゴールに直結するプレー)に専念させる。
・ヤットさんの基軸をトップ下に置くことで相手のパスコースを切り、コンちゃんと内田を楽にする。
・コンちゃんを内田の隣に置くことで、内田の頭を整理しハンドリングに比重を置くように仕向ける。
・CBは丹羽と西野を継続することで、ラインを下げさせない。

 結果としてそれはうまく機能していたと思います。オフサイドやら、さすがにお疲れムードでアンビリーバブルなバックパスを失点に繋げてしまったヤットさんの調子やら、何故かシュートが入らない大森(それ以外は本当に良いパフォーマンスなのですが…)やら、富山の守備陣の粘り強さやらでスコアこそ3-1でしたが、完勝といっていいと思います。

 今日の布陣が完成形のベースなのか、それともまた変えてくるのかはわかりません。が、遠藤の疲れがとれてくれば、さらなる破壊力のアップが期待できる布陣だという印象を受けました。
 また来期に向けても、岩下の復帰or補強、加地さんと藤ヶ谷からポジションを奪えるようなSBとGKの獲得、佐藤の復帰or補強。これらの条件を満たせば戦えるチームは出来上がるかなという気がします。
 徳島に勝てば、最低限の目標は見えてくるかなと。私は当然の如くチケット争奪戦に敗れましたので、現地に行かれる皆様よろしくお願いします。
 以下、特に目についた選手について。

 宇佐美
 前々から健太は宇佐美をCFW、ストライカーにチューンしているなと思ってそんなことを書いておりましたが、いよいよ効果が出てきたのかなと。
 うーん、正直ちょっと(とても良い意味で)おかしいですねこれ。システム的にも、将に「おろ、得点王獲ったときのトッティみたいな選手が居るな」と思って視てました。ボールの引き出し方など、反町さんにも思いっきり指摘されてしまっていた課題を解消しつつあると思います。
 ゴールやアシストは言うに及ばず、そのもう一つ前のパスも出せるCFW。守備面でもこういうゼロトップ的な使い方のほうが上手く動ける感じです。やはり彼の才能は本物、宝物だという思いを新たにいたしました。
 このまま彼がCFWとして覚醒するとチームとしてはロチャと川西が浮くので、そこは来年以降どうなりますやら。

 大森
 何故ゴールが出来ない! という。
 残り5試合は彼にどうにかゴールの味を覚えさせたいなあと。それ以外はサイドアタッカーとしての攻守も、宇佐美や倉田とのコンビ面でも文句ない出来でした。
 特に彼の狭いところでもボールを出し入れできる感覚は、ガンバユースの賜物なんでしょう。ガンバのサイドアタッカーという括りでは、阿部は厳しくなってきましたね…。
 宇佐美、倉田、大森。来季は今節のアーセナルの1点目を再現できる可能性を秘めたユニットだと思います。
 
 西野
 ドリブルで上がって居残ってそのまま頭でドーン。着実にシジクレイの魂を吸収してくれているようです。
 失点シーンに絡んでしまいましたが、あれは正直ヤットさんのバックパスが絶句モノだったのでしょうがないと思います。下手に特攻して退場になってはいけませんから。
 あとは縦パス、斜めフィードをもっと自信持って蹴れるようになれれば、J1でも対処できると感じました。

 コンちゃん
 彼がボラに入ることでフィルタリング性能が格段に上がり、内田も大森も倉田も、とてもやりやすかったのではないでしょうか。前が流動的に動ける分、上がりや飛び出しはあえて控え目にしていたのだと思いますが、それがまた機能した印象。
 ゆえに富山が消極的というよりは、カウンターでコンちゃんを飛ばす以外攻め手がなかったのだと感じました。それくらい、いい働きだったと思います。

 藤ヶ谷
 失点シーンはしょうがないです。触っていたので、シュートがもうちょっと弱かったらポストに当たった(=ビッグセーブ)かも知れませんが、あれはヤットさんのパスがアウト。グッドセーブ2つできっちり仕事をしてくれたと思います。
 敢えて課題を挙げるならキッキングワークでしょうか。ベテランなのでもうちょっと自信持って蹴って…ほしい。



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16.Oktober.2013

第93回天皇杯 大宮アルディージャ 0-0(PK4-3) ガンバ大阪

 試合の感想は、というと、熊谷駅のモスバーガーで買ったお昼ご飯がおいしかったですね、という感じで……まあそれではあんまりなのでちゃんと書きますと、そんなに悪くもなければ、良くもない出来でした。

 守備はハイラインベースで施した修正が(ハーフの入りの時間帯を除いて)機能していたものの、攻撃はドローを重ねていたシーズン開始当初の状態にほぼ回帰。選手、特に持ち上がりながら組み立てられる倉田に丸投げし直しました、といったところでしょうか。そのせいかカウンター時のランニングがおしなべて勿体なかった印象。特に、倉田と替わってフタが入ってから顕著でしたが、フタがボール持ってるのに、選択肢消していくランニングとか、ちょっと、もう、ねえ……。フタは裏が見えた瞬間にすぐ出せるので、彼が入った瞬間に前線は心構えを切り替えてほしかったし、ベンチからもそういう指示があって然るべきだったと思います。
 ひと言で表すなら、「良いチームだけど、攻撃面での連動した怖さに欠けるチーム」。それが熊谷でのガンバでした。

 それでも大黒柱の倉田が下がった70分まではどちらかというとガンバペースだったので、彼が下がるまでに点を取らねばならなかったと思いますし、それが出来ていれば案外あっさり勝っていた試合でしょう。ただし、倉田交代以降は大宮ペース。それを決定づけたのは80分の平井OUT、川西IN。相手にも決定力がなかった分、どうにか120分ゼロには抑えられましたが。
 なお、PK戦についてはしょうがないでしょう。くじ引きみたいなものですから。

 そうですねえ、上記の通り、平井に替えて川西は失敗だったかなと。単純にゴールを奪うなら点で合わせて何とかしてしまうロチャなんでしょうが、監督は守備とのバランスに重きを置いたのでしょう。
 ただその川西は、動き出しだけは良いのですが、その後にJ1レベルの守備陣と相対するとそもそも個の能力という面でちょっと難しいような印象を受けました。それは三枚目として出てきた阿部も同じ。首尾良く昇格しても、J1だとこのふたりは厳しいかもしれません。
 また、この日チームとして一番問題があったのは内田のところ。いやあ、攻守にわたり彼だけ遅かった。どこか軽い怪我を抱えているのか、あるいは頭が疲れているのか、その辺りは知る由もありませんが、守備のアプローチ、攻撃時のテンポ付け、どれもひとりだけスロウ。とりわけ相手トップを抑えにかかったCBとのサンドウィッチに遅れるのと、ひとりノッキングして縦パスを入れられないのがきつかった。
 この点に関しては早めに岡崎を入れることで対処できたと思うのですが、監督としてはここが内田の踏ん張りどころと思っているのかもしれません。その期待にこれから応えてくれることを期待して見守ろうと思います。

 一方で収穫は武井がボランチでとても良いパフォーマンスを見せてくれたことと、お尻に火がついた丹羽が懸念を払拭する獅子奮迅の働きをしたこと。特に武井は良かったと思います。彼は細かい繋ぎだと慌てふためくこともありますが、ミドルレンジの球出しやペナルティエリアへのアプローチに意外なセンスを発揮するので、今後再び先生に復帰してくれると頼もしいと思います。むしろ大森のライバルは阿部ではなく武井かもしれませんね。

 残念ながらACLはなくなってしまいましたが、何はともあれ昇格が第一なので、まずは一節でも早くそれを決められるよう、富山戦をしっかりモノにしてほしいと思います。



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2.Oktober.2013

2013 J2第35節 ガンバ大阪 0-1 愛媛FC

 あまり思い出したくもないのですが、まあ書かないと仕方が無いですね。
 ちなみに松本戦の記事をあげなかったのは、現地参戦を断念したうえに、ソリさんこと反町監督のコメントが全てだよなあ、と思ってしまったからです。

 ロチャを下げてから平井と川西に放り込むという惨劇を見せられた愛媛戦がどんだけひどい試合だったかは他のサポの方々が散々触れられているので置いといて、最近気になるのは、「タイトル」が見えてくると途端に発動する、最早お家芸とも言える健太の勝負弱さ……だとオカルト半分になるのでやめて、サイドですね。サイドの使い方。
 4プラス1にせよ、この日の愛媛のような両WBが両方下がる3バック(5バック)にせよ、この形でサイドのスペースを上手く埋めると、途端にサイドが機能不全に陥り全体の停滞を招く、それに対して何ら対策を講じられないのが最近のガンバと健太。これが気になる。そこから悪循環にはまり込んでいる気がします。
 これをどうにかしないと守備云々以前に「健太ガンバ」はJ1では全く通用しないでしょう。
 ロチャなんかは、実は結構気を利かせてサイドに流れて「斜めに走れよ」的な捌き方をしている(気がする)のですが、それも上手くいかせていないのが現状。ロチャが流れたらシンプルに誰か寄って、誰か中に入りましょうよ、と思います。
 また、サイドの機能不全、その遠因のひとつは加地さんの、衰えなんでしょうか。走りの質は良いのですが、ビルドアップ等低い位置でのオンザボールでミスが多く、攻撃面でかなりの負担となっています。
 ただ、一番の問題はこれ。



 どうして大森を積極的に使わないのか、これは謎。
 倉田がいない現状、走ることで守りに奔走しつつ相手を引き剥がせる能力では彼が最右翼です。狭いところに活路を見出し使う才覚においては秋よりも上。クロスのパターンも案外豊富。90分持ちませんが、それはおいおい体力がついていくでしょう。

 というわけで、実際的に有効な選手ですし、将来を見据えるならどんどん試合を経験させてやるべきだと思うのですが、健太はなぜか右でもいいからとそっちに阿部を入れて岡崎をサイドハーフで使ったりします。シーズン当初から思っておりましたが、MF阿部が好きなんでしょうか。
 で、阿部ちゃんをサイドMFに置くとそっち側の攻撃がおしなべて弱体化してしまうのですね。彼はやはりシューターなので、フタさんや宇佐美レベルのサポートがないと、特に遅攻時にどうしても詰まってしまう。バランスを取りにいってバランスを取れてない……あれ、性質は違えど去年もどっかでみたような。
 水戸戦はフタさんがいて、結果として殴り合いの形になったため阿部も生きましたが、愛媛戦ではフタさん不在、しかも内田絶不調で配球不可というおまけがついたので、右阿部・左岡崎の選択はサイドの機能不全によるチーム全体の停滞を招き、愛媛にとってはお誂え向き、飛んで火に入る夏の虫となってしまいました。

 ただ、修正は出来たはずです。愛媛戦では、後半頭から岡崎or内田out、大森in。これでかなり違ったはず。ちなみにアキラだったら35分くらいで阿部outとか、後半頭から加地さんout星原inといった「もっとどぎついこと」をしてサイドを引きはがしギャップを作る手を打ったような気が……それ以前に今の大森ならスタメンでしょうね。
 相手が後ろに人数をかけるということは、枚数が多い=オフサイドがとりにくい、ということでもあります。サイドを建て直してそこから組み立てれば、僅かでも衝きやすいギャップが生まれ、チャンスを作れたと思います。
 しかしそれは成されず、大森の出番は残り15分から。監督は何を見ていたのかと、厳しく指弾されて然るべき采配だと思います。

 この辺に一工夫を成さないと、昇格云々以前にJ1では通用しません。このまま一工夫ができないとすると、うーん、どうしましょう。
 もしJ1復帰初年度から大きいところを狙うのなら、ネルシーニョ招聘等、大勝負に打って出るという選択肢も、フロントは考えた方が良いのかなとも考えますが、とりあえず大黒柱のパウリーニョが復帰した育夫ちゃん栃木戦でどうなるかを見守りたいと思います。



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