November 2013

26.November.2013

【J2卒業式】2013 J2第42節 ザスパクサツ群馬 1-1 ガンバ大阪

 長い旅路の果てに訪れた地、前橋でのJ2卒業式。

 サポとしては最終戦2得点とれば年間100得点という「目標」こそあったものの、優勝が決まってさすがに切り替え等が緩んでいたガンバに対し、残留も決まってあとは「大観衆にいいところを見せるためにモチベーション満タン」の群馬が就活気分満々のロビーニョと異能の人・平繁を中心に頑張るという試合展開。そのため全体としてはオープンで低調なゲームになってしまい、相手GKの踏ん張りもあって1-1という結果に。
 それでも前半に1得点決めていれば、あるいは藤春がGKとの1on1を冷静に決めていれば、もっと踏み込むと二川がバテる前に決められるだけ決めていれば「2得点以上と勝利」という結果がついてきたのではないかと思いますが、まあまあ、この内容で1-1は、サッカーではよくある結果だと思います。失点シーンも、GKは責められませんしね。
 
 そんな試合から課題を挙げるとすると、やっぱりフタさんの後をどうするかという問題。倉田、大森、阿部と特徴あるアタッカーは育ってますが、急所を衝いて組み立てとシュートをリンクさせるパサーが見あたらないかなあ、と。
 この試合でも常に相手の急所、それも相手守備陣からみれば「このタイミングでは衝かれるはずのない急所」がひとりだけ見えていて、そこを攻めにいってました。お見事と言う他ありません。もうちょっと、もう10分引っ張っても良かったかなと思います。
 100%そのまんまフタさんの後継者というのは無理な話。まあ、単純にやらせれば宇佐美も出来なくはないでしょうが、彼はストライカーなので、さてどうしましょうと。
 個人的に期待したいのは、この日交代出場して前目でプレーした岡崎。山形戦でもそんなことを書いたような気がしますが、前目で起用されたときのポジショニング等がとても面白い選手だなと感じていますので、あとはそのポジショニングからもう少し自信と冒険心を持ってプレー選択が出来るようになればもっと伸びる、フタさんの後継候補一番手になれると思います。足もとを考えるとボランチで使いたい選手でもありますが、他方、この日や今季の出番を思い起こすと、やはり前で使って攻撃にどんどん絡んでもらうほうが彼の特徴を生かせるのかもしれません。

 優勝、勝ち点87、99得点、46失点。個別にみると「これはちょっと…」という試合もありましたけれども、ちょくちょくいない代表コンビ、シーズン途中で2トップ入れ替え、倉田・岩下長期離脱という緊急事態をやりくりした上で若手を使いつつ優勝できましたので、悪くはないと思っています。
 長いオフ(しっかりした休息)と補強を糧に、キャンプできっちり健太がチームを作ってくれると思いますので、来季はまずタイトル争いを。
 今後はメルカートの話やら、時間があれば今季のまとめのような記事をと思っておりますが、皆様1年間お疲れ様でした(まだ11月ですけれども)。
 待ってろJ1。



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19.November.2013

【優勝決定】2013 J2第41節 ガンバ大阪 3-2 モンテディオ山形

「昇格決定、勝てば優勝」対「連勝すればプレーオフのチャンスが残されている」というシチュエーションで、しかも「得点数1位」対「得点数3位」の対戦だったわけですが、蓋を開けてみれば後者の勢いに圧されてしまった局面が多かった印象。でも勝ちました。

 原因はボランチ2人かな、と思います。
 まず岡崎のボランチ起用。こちらが優勢なときはなかなかイヤらしいポジションを見つけてそこから確かな技術で適切なプレーを選択し、攻撃をブーストさせてくれるセンスを遺憾なく発揮してくれるのですが、圧力をかけられる中央後ろ目からの組み立てはまだまだ経験不足(でも、これはしょうがない)。将来的にはボランチで使いたいセンスの持ち主ですが、守備の位置取りや当たりを考えると、現状ではサイドで使ってプロとしての経験を積ませていくのがいいのかな、と感じました。
 次に内田。岡崎との組み合わせを考えると、この試合ではよりボールへのアタックに力点を置いたプレーをしてほしかった(おそらく監督もそう意図していたのではないでしょうか)。ところが、岡崎との距離感が掴みづらかったのか、コンちゃんや遠藤と組んでいる時と同じようなプレーに終始。折角良いインターセプトセンスをしているので、もと積極的にアタックしてほしかったところ。
 このボランチのぎくしゃくした関係が、ボール回収率の低下に繋がり、結果として後ろにも前にもかなりの負担をかけてしまったと思います。ただ、ふたりをぎりぎりまで引っ張ったということは、監督が期待をかけているということの証左。岡崎と内田はこれを糧に、来季は更なる飛躍を。

 また、2トップが佐藤と宇佐美だったので、宇佐美と遠藤の組み合わせに比べるとちょっと守備への切り替えがスムーズにいかなかった面も、圧された原因と思われます。ただ、佐藤が前にいてくれると宇佐美のミドル気味のシュートがさらに脅威を増すので、宇佐美と遠藤とはまたひと味違った攻撃を構築できそう。いくつかの形のひとつとして、このふたりのコンビを来季に向けてキャンプで煮詰めていってくれればと感じました。


 そんなこんなで全体としては圧され気味の展開となったわけですけれども、それでも宇佐美、佐藤、二川、「黄金の脚」藤春といった個が輝く場面を生み出してきっちり3得点に結びつけ、DFラインとGKが踏ん張り勝利。3つのゴール全てが味わい深いところが、ガンバらしかったと思います。


 1-0とした宇佐美のゴールは佐藤の競り合いのこぼれ球にアプローチし、胸トラップから即シャペウでDFを抜き、走りながらの腿トラップからドリブルのスピードを落とさずそのままグラウンダーでファーサイドのネットに沈めるという、簡単に見える離れ業。いやほんと、

って思いましたよ。
 2-1としたオウンゴールは倉田のスルーパスに抜けだした藤春がスピードのあるクロスをファーの佐藤に入れ、それが必死にクリアしようとしたDFに当たってのオウンゴール。今季最も成長した藤春がらしさを見せてくれました。
 ~このあと、佐藤がフタさんの超絶技巧スルーパスを当て損なって台無しに(健太、顔覆う)~
 3-1とした宇佐美の2点目は1点目以上の逸品。フタさんが身体の入れ方ひとつで前を向いて即DFの視線を動かすミドルパスを放つと、宇佐美はその軌道をいったんファーに走ることでさらに活かし、そこから中に切れ込んで振りの速いグラウンダーのミドルシュートをズドン。地味ですが、佐藤の走りも利いてました。

 J2とはいえ、上位相手に勝ち切って、(チェアマンの出張を無駄にすることなく、加地さんのワンマンショーを実施し)ホームで優勝を決めることが出来たのは大きな収穫。やはり「優勝」という響きは良いものですし、また、優勝を半ば義務づけられて実際に優勝できた、そういう歴史がクラブの再建の基礎となり、ガンバをさらに強くしてくれるのだと思います。
 そしてもう一点大事なことは、長谷川健太監督にとっては初優勝ということ。清水時代は好チームをつくりながらあと一歩まで届かなかったので、いい「経験と景気づけ」となったのではないでしょうか。
 ガンバは1年で無事「おつとめ」を終え、J2のシャーレも獲得。これでドメスティックなタイトルはコンプリートでしたか。あとはもう、2013年を忘れずに、J1と亜細亜のタイトルを喰らい尽くすだけ……おっと、あと1試合ありました。2ゴール取って100得点といきましょうか。
 待ってろJ1、We Will Rock You, Again!



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11.November.2013

2013 J2第40節 京都サンガ 0-2 ガンバ大阪


 昇格も決まり首位に立ち、あとは優勝するだけという状況で、相手は3位確保が現実的な目標である京都。開幕戦では大木サッカーに巻き込まれてコテンパンにされながらも色々あって3-3で引き分けた相手に対して、さてどうなるかという試合でしたが、試合としては完勝でしょう。
 いわゆる「ガンバらしい」試合ではありませんでしたが、相手をスカウティングしたうえで選手が連動してきっちりと守り切ったという点で、とても意味のある試合になったと思います。

 横谷という縦への楔がいない(契約で出られない)ことも見越して、ある程度廻されても徒に食いつかず、GKを中心にブロッキングを構築。危ないなと思ったのは1度くらいでしょうか。地味ですが、良いカルチョ、良い守備。特にコンちゃんの守備能力が大爆発。見ていて気持ちの良い狩りっぷりでした。
 また、1点目はコンちゃんをボランチに入れた効果が攻撃面でも遺憾なく発揮されました。あの飛び出しが魅力なので、CB陣に怪我人ラッシュ等のアクシデントが起こらない限り、コンちゃんは来季もボランチが基本線になると思います。


 なお、誤算といえば、宇佐美が「今日は彼の日ではなかった」ことくらいでしょうか。2度の決定機をフイにしてしまってからは動きが小さくなり、スペースで受ける意識が希薄になってしまったように見受けられました。
 京都のサッカーの特性上、ある程度持たせて見た目押し込まれるのは全員織り込み済みだったはず。そこでボールを奪った瞬間サイド等の空いているスペースに走り出してパスを引き出せば、その後もっとスムーズにカウンターに移行できたと思いますが、真ん中で相手を背負ってキープする方に拘泥してしまった。
 そのためカウンターの速度と威力が上がらず、守れているけどトドメを刺しに行けない試合展開に。この日の宇佐美の動き方で時間をつくり、機を見てヘディングで落としたりさせてカウンターに移行させるなら佐藤の方がまだまだ一枚上手でしょう(実際、この試合の展開はそうでした)。
 2つのチャンスのうちどちらかを決めていれば心に余裕ができてこうはならなかったかもしれませんが、勝てたのでよし。彼が来季J1でCFを務める上で、いい経験になると思います。


 また、そういうわけで、「廻させてあげたのに」きっちりカウンターで仕留めることが、選手交代で状況を変化させるまでできませんでした。
 来季、状況に応じてこの日のような試合展開に持ち込むなら、選手交代を待たずに常時鋭いカウンターを放てるようにならなければと思います。その辺はアキラ時代と比べるとまだまだ改善の余地があるかなと感じました次第。
 なお、そんな状況を看破して大森、佐藤と投入していった采配は効果的でした。
 自力で運べる大森を入れ、さらに佐藤を加えることでカウンターの脅威を与え出すと、一瞬の隙を見逃さずに高い位置でボールを確保した遠藤から大森へ慈愛に満ちあふれたプレゼントスルーパス。
 それを大森がオ・スンフンの足に当てながらもきっちり流し込んで2-0にし、全ガンバサポ待望の初ゴールをついにゲットするとともに、京都の心を折り試合終了。その後もう1、2点取れたような気もしますが、まあよし。
 大森はこれで力が抜けるようになれば、得点も増えてると思います。おめでとう!


 で、ガンバが京都に勝ったことで昇格の決まった神戸が札幌に負けたため、2位とはついに4ポイント差。ゴールもこの日2得点を積み上げ95。


 山形戦で最低限のノルマ(優勝)を果たし、群馬戦でガンバらしい最終結果(100点)を達成しましょう。

 そういえば西京極のしなポテが半端なかったそうなんですが…がっかりドッグ級だったんだろうか、気になる。



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5.November.2013

2013 J2第39節 聖地万博巡礼 ガンバ大阪 4-0 ロアッソ熊本

 万博で粉もん食べてガンバの勝利を見届ける。ああ、楽しい。なお、しなポテ食べるのを忘れました。


 試合自体は監督のゲームプラン通りの快勝だったのではないでしょうか。見事な試合でした。
ベタ引きでも、ファウル覚悟のプレスでもなく、ごくごく普通に3-6-1で3-4のブロックを組んで守ろうとする熊本に対して、宇佐美、遠藤、倉田、二川の4人が流動的に動くことでボールを廻してマークを剥がしにかかるガンバ。
フリーになった遠藤のヘディングで早々に先制したあとは、セットプレーから丹羽が押し込み、宇佐美のミドルシュートで加点。
 後半は徐々にペースを落として安全運転に移行しつつも隙あらばゴールを狙い、宇佐美と交代で出場した佐藤が彼らしい斜めの動きでコンちゃんの見事なクロスを引き出し、復帰後初ゴールで4-0。
他の皆様が仰る通り、南が頑張っていなかったら7-0、8-0という試合になっていたかもしれません。ファウルで止めようにも、そのワンテンポ前ですっと動かされるので、守る側にしてみたら「どうしたらいいのかわからない」状況だったと拝察。
 一方で熊本はボールを持っても、宇佐美も遠藤もきっちりコースを切る上、一番使いたい場所はコンちゃんがしれっと塞いでるので、攻撃もセットプレーとやけくそ気味のミドルシュート以外、打つ手はなかったと思います。


 それで実は今回初めてSCSKシート(ピッチサイドシート)で観戦させていただいたんですが、楽しかったですね。画像は一緒に行った弟に借りました。

 フタさん
01


 加地さん
04
 
 宇佐美、出遅れる
02

 素敵な笑顔の藤ヶ谷さん
03

 練習から近くでみられたのは楽しかったですし、何よりプロの公式戦がいかに「速くて巧い」かというのをいつも以上に実感。
 特にハルの上がりとか、宇佐美の別格ぶりとシュートの振りとか、一瞬で相手の喉元に迫るフタさんのエロさとか、コンちゃんの潰しの速さとか、丹羽の男前ぶりとか、加地さんの上がりとワロスクロスとか、垂涎ものでした。
 でもやっぱり一番凄いのは、気がついたらフリーでえげつないところにいて、しれっとパスを廻したり、得点まで決めちゃう遠藤。
 ヤットさんのすごさは「平面を立体的に捉えて動ける」ことなのだろうなと感心してしまいました。
 熊本では南の準備動作と北嶋の奮闘が印象的でしたね。特にキタジさんの、隙あらば丹羽と西野を出し抜こうというベテランらしいランニングが、敵ながら格好良かったです。


 また、ピッチサイドで観て思ったんですが、主審はこれ、たいへんだなと。
 この日の東城さんは見事に裁いてくれてましたが、J1ともなればこれよりテンションとスピードが上がるわけで、そういった中で極力自力で判断を求められる主審にあまり厳しいことは言えないな、という気分になりました。
 もちろんGKのエリア外ハンド見逃しとか、アカデミー賞モノのダイビングにPKといったあまりに酷いのはこれからも文句言いますけれども、些細なことにはあまり言挙げしないようにします(たぶん)。


 そしてナイトマッチで神戸と京都が0-0のエンパテだったため、昇格決定。おつとめは無事1年で終了と相成りました。
 補強の話とかはまだまだ鞘当て、花火、アドバルーンの段階だと思いますし、うちは兎角名前を挙げられやすい感じなので、落ち着いてから書こうかなと思います。まだ3試合残ってますから。
 ただちょっとだけ書くと、GKとSB、CF宇佐美の相方候補は目につくポイントとして、ボランチどうしますかね。現状ヤットさんは前目のフリーマンでしょうから、熊本の吉井とか、栃木のパウリーニョとか、案外声かけているのではないかと思ったりもします。



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